札幌にお好み焼きを食べに行ってきた

2023年1月19日から3泊で札幌に行ってきました。最大の目的は、来月で閉店する風月本店でお好み焼きを食べること。

風月については昨年こんな記事を書きました。

一度閉店前に行って来たいと思っており、それが叶いました。さらに、上記の記事で言及した田の久にも行くことができました。

2023年1月19日 風月本店

当日は高校同期の友人2人と待ち合わせ。この日札幌に着いて、ホテルに荷物を置いて一段落したらすぐに風月訪問となりました。

この懐かしい佇まい!

今回は3名なのでだんらんセット (お好み焼きミックス玉、もんじゃ、広島焼きから2つ、焼きそば大盛り、鉄板焼き、ドリンク) を注文。もんじゃや広島焼きは要らないのでお好み焼きを2つにして、鉄板焼きはシーフードホイル焼きで。ドリンクはもちろん生ビール!これは高校時代にはできなかった組み合わせです

こちらは混ぜる前のミックス玉。

お好み焼きは自分で焼いて (頼めば焼いてもらえます)、焼きそばはお店の人が別の鉄板で焼いたのを我々の鉄板に乗せてくれました。

セルフだとマヨネーズの上からソースを刷毛で、という訳には行かないですね。口の細いマヨネーズの容器から筋状に。

オヤジさん (前社長) の焼いてくれた味には敵わないものの、懐かしい味のお好み焼きと焼きそばを堪能しました。

こんなパネルもありました。

下の「開業当時3坪の風月」の写真が我々には慣れ親しんだ情景に近いです (おそらくもう少し広くなっていたのだろうとは思いますが)。帰り際には店長さんとちょっと昔話も。閉店する2月11日は創業の日なのだそうです。オヤジさん、お店に立ちたかっただろうな…

2023年1月20日 田の久

札幌に着いたその日に主目的を達してしまったので、2日目はどうしたものか…そうだ、田の久に行ってみよう!ということで行ってきました。

田の久は石山通り沿いの南22条西10丁目にあるお好み焼き屋さん。先日の記事でも書いた通り、昔は風月の名前で営業しており、私の風月初体験は本店ではなくこちらでした。

訪れたのは20日の13時過ぎ。店に入るとカウンターに通されました。壁に貼ってあるメニューが「目に言う」となっていて昔の風月と同じ (本店は「目に云う」でしたが) であることに嬉しくなりながら、ミックス玉と生ビールを注文。店主のおじさんは昼食中で、おばさんが焼き始めます。

一度返した後は、ドーム状のカバーで蒸し焼きにしながら何度も返してじっくり焼きます。途中でおじさんにバトンタッチ。「マヨネーズかけていいですか?」「はい!」いやもちろんマヨネーズ必須ですよね。おお、缶からスプーンでたっぷりドン!そしてその上からソースを刷毛でたーっぷり塗り塗り。マヨネーズとソースが美しく混ざり合い、鉄板にこぼれたソースが焼けて猛烈に香ばしい匂いを漂わせます。まさに昔の風月での焼き上がりの瞬間と同じ。

実は鉄板から受ける熱でスマホの温度が上がり、焼き上がったタイミングではカメラが起動しませんでした。一口食べてからようやく撮影。でもお陰でふっくらと焼き上がった断面も見えて、結果としてはよかったかもしれません。

見るだけでわかると思いますが、素晴らしく美味しいお好み焼きでした。コテで切り分けながらハフハフ。来てよかった!

帰り際に店主と少し話しました。「昔こちらは風月でしたよね?高校時代に来たことがあります」と言うと「確かに風月でした。大昔ですね。昭和62年から田の久の名前でやってます。先日亡くなった風月の前の社長が大阪出身で私は○○ (聞き取れず) で、一緒に札幌に来て風月を始めたんです。」と話して下さいました。風月の二神前社長に言及した際の、何か懐かしむような表情が印象的でした。

先日の記事で、田の久は風月の前社長の弟さんのお店と書いてしまったのですが、このお話からすると誤りですね。誤情報を流してしまい申し訳ありません (記事は修正・追記済み)。

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札幌のお好み焼きの原点

札幌でお好み焼き自体が知られていなかったような時代に創業し、食文化としてしっかり定着させた風月。その創業の地である本店と、当時の味をしっかりと守る田の久の両方に、札幌のお好み焼きの原点を見た気がします。良い旅だったと思います。

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