Bubble UPnP で DLNA サーバーの音楽を再生

(2023年2月23日追記)

この記事をアップしてからちょうど1年が経ちました。ありがたいことにコンスタントにアクセスを頂いていますが、私自身は今年 (2023年) に入ってスマホでの DLNA サーバーからの音楽再生アプリを Hi-Fi Cast に移行しました。よろしければその辺をまとめたこちらの記事もご参照ください。

以下は元の記事です。


ラズパイ NAS に DLNA 入れてみた

という訳で、無事 DLNA サーバが立ち上がりました。次回は上記の BubbleUPnP について書こうと思います。

と書いてからはや1か月。記憶も薄れかけてきているのですが、簡単に Android スマホで DLNA から音楽を再生するためのアプリについて書こうと思います。

Bubble UPnP のインストール

私の使っている Xperia XZ3 のインストール済み音楽プレーヤーは残念ながら DLNA には対応していませんでした。いろいろ調べた範囲では BubbleUPnP for DLNA/Chromecast というアプリの評判が良かったので、これを使うことにします。インストールは一般的なアプリと同様で、上記リンクから Play ストアにアクセスしてインストールすれば OK です。

設定

以下、Version 3.6.3 (arm64-v8a) での例になります。

まず起動すると表示される “Now Playing” 画面でレンダラーの設定を行います。レンダラーというのはコンテンツの再生や表示を行う装置のことです。アプリの初回起動時には下記のようにガイドが出ます。

ガイドでフォーカスされている右下のアイコンをタップするとレンダラーの選択メニューが出ます。今回はスマホで再生するので初期設定の “Local Renderer” のままで OK です (DLNA 対応のレンダラーを持っている場合はここで選べばそれを再生装置として使用することができるはずです…持ってないので未確認ですが)。

続いて一番下のメニューで “Library” をタップ。ここでライブラリ (メディアサーバー) の設定を行います。やはり初回はガイドが出ます。

再びガイドでフォーカスされている右下のアイコンをタップするとライブラリ選択メニューが表示されます。

“Local and Cloud” は文字通りデバイス内とクラウドのメディアを再生するためのものです。特に何も設定しなくてもローカルネットワーク上をスキャンして見つかったメディアサーバーもここに表示されます。ウチの場合は今回設定した “MiniDLNA Server on OpenMediaVault” のほか、ひかり TV の STB も見えていますが、もちろん今回設定したサーバーをタップして選択します。あ、その前に (その後でもいいですが) 該当ライブラリの右端のドット3つのアイコンをタップして、表示されたメニューの “Settings” をタップ。

設定メニューが表示されるので、”Smart sort” にチェックを入れます。これは説明にもありますが、ライブラリ、メディアサーバー側のソート順を無視して適切なソート順でメディアを表示してくれるものです。アルバムタイトルやアーティストがアルファベット順に、アルバム内のトラックがトラック番号順に並ぶようになります (私が今回触った限りでは、Smart sort を使わなくてもアルバム内の曲はトラック番号順に並んでいましたが、アルバムタイトルやアーティスト名はアルファベット順に並んでいないものがありました)。

なおこれを設定した場合の副作用として、表示項目が多いフォルダを開くとしばらくソートに時間がかかり、その間 “This folder is empty” と表示されることがあります。くるくる回るインジケーターとかは表示されないのでちょっと焦りますが、他に問題がなければそのうち (数秒~数十秒で) 表示されるはずです。

ライブラリの選択がまだの場合は改めて選択し、設定は完了です。

使い方

ライブラリ画面で “Music” を選ぶと ”Album”, “All Music”, “Artist”… のフォルダが表示されるので、好きな切り口で音楽にアクセスできます。

以下は前回も載せたアルバムを選択しての再生の例。

概ね直観的に操作できるかと思います。

ファイルマネージャー等での再生とは違うメディアサーバーならではの機能として、アルバムを横断してのシャッフル再生があります。”All Music” を開き (派手に文字化けしていますが、これについては別途) 右のドット3つのアイコンをタップして開いたメニューで “Shuffle play” を選ぶと再生が始まります。

再生される曲目は一番下のメニューで “Playlist” を選ぶと表示することができます。

無料版の制約として、プレイリストは最大16曲までとなっています。16曲毎に “Shuffle play” を押せば良いだけなので個人的には大きな問題ではありませんが、ライセンスを購入すればこの制限も外すことができます。

おわりに

以上、スマホで DLNA メディアサーバーから音楽を再生するためのアプリ BubbleUPnP for DLNA/Chromecast の設定や使い方の説明でした。私はスマホでの再生の機能しか使っていませんが、実際には他にも多くの機能を持つアプリのようです。興味のある方はぜひ調べて使いこなしてください。

次回の技術ネタは、前回「気になりますが」と述べ、今回も「これについては別途」とした文字化けを何とかしたいですね。メディアファイルに埋め込まれたメタデータの文字コードの問題であることはわかっているのですが…解決できるかな?

Bubble UPnP で DLNA サーバーの音楽を再生” に対して2件のコメントがあります。

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