小松亮太・著『タンゴの真実』のこと、小松亮太氏へのインタビューのこと

実は最近、バンドネオン奏者の小松亮太さんにインタビューする機会がありました。内容は主に著書『タンゴの真実』のこと、そして間もなくリリースされるアルバム『ピアソラ:バンドネオン協奏曲 他』について。このうち著書に関する部分が e-magazine LATINA に公開されました。

熱いです。亮太節と呼びたくなる彼の語り口は我ながら結構再現できたのではないかと思います。その分インタビュアーの存在感はほとんどないですが、今回に関してはそれでいいのです。という訳で、ぜひご一読いただきたいと思います。

そしてインタビューのテーマでもあった『タンゴの真実』(小松亮太・著、旬報社) について。

これはタンゴに少しでも興味のある人なら読むべき一冊です。上記インタビュー記事の締め括りに私自身の感想を書いたので、それをここにも引用しておきます。

 インタビュー後に読んだ『タンゴの真実』は、やはり刺激に満ちていた。多少はタンゴやバンドネオンの歴史を追っていたつもりの筆者にとっても、断片的に知っていたエピソードの間の欠けていたピースが次々と埋められ、やがてひとつのストーリーとしてつながる驚きたるや。アーティストに対する評価など、個人的な好みに関わる部分については置くとしても納得感が大きく、まして丹念な事実関係の積み重ねとそれに基づく推論については学ぶことしかない。音楽史、音楽界の中にタンゴを置くべき場所と範囲の指標を定めるという大きな役割を果たし、これからタンゴを語る上で新たな基準となる一冊であると思う。

小松亮太インタビュー (1) 著作「タンゴの真実」編 (文・吉村俊司、e-magazine LATINA)

感想としては上記の通り。一点だけ惜しいと思ったことを追記しておくと、人名や事項に関する索引が欲しかったですね。一度読み終えた後も、ここまで充実した内容なら何か調べたい時には事典のように使われることがあると思うのですが、索引がないので目的の場所を探すのに苦労することになりそうです。そこだけ不満かな。

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