12月11日はタンゴの日〜カルロス・ガルデル編

6月9日のロックの日には2度も特集記事を書いておきながら(ロックとわたくしロックとわたくし2)タンゴの日に何も書かないのはいかがなものか…ということで、今年は書きます!
そもそも12月11日がなぜタンゴの日なのかといえば、1890年12月11日が偉大なタンゴ歌手カルロス・ガルデルの誕生日であり、なおかつ1899年12月11日がやはり偉大なミュージシャン(ヴァイオリン、作・編曲、楽団指揮)フリオ・デ・カロの誕生日だから。アルゼンチンではれっきとした国民の祝日なのだ(この日が制定された経緯についてはブログ”Mi Buenos Aires Querido”の記事「祝日『タンゴの日』のできるまで」を参照されたし)。
というわけで、まずはカルロス・ガルデルについて。
初期のタンゴにおいて、歌はどちらかといえば添え物的な扱いだったが、ガルデルはタンゴにおける歌唱法を確立し、歌が主役のタンゴという新たな世界を作った。しかも、多くの優れたメロディーを作曲し、映画にも出演、広くラテンアメリカのスターだった人物なのだ。人気絶頂だった1935年、コロンビアのメデジン空港での飛行機事故により不慮の死を遂げた彼は、タンゴの偶像として今でも多くのファンの心をつかんでいる。
彼の代表曲をいくつかYouTubeから拾ってみた。以下、すべてカルロス・ガルデル作曲、アルフレッド・レ・ペラ作詞。
1934年の映画「下り坂」から「わが懐かしのブエノスアイレス」。本来白黒映画だが、この映像は後年彩色されたものと思われる。

1935年の映画「タンゴ・バー」から「首の差で」。アル・パチーノ主演の映画「セント・オブ・ウーマン」や、フィギュアスケートの浅田真央のエキシビションでもおなじみ。

同年の映画「想いの届く日」からタイトル曲「想いの届く日」。タンゴを離れて広くスペイン語圏で歌われている、極めてロマンチックな名曲。

同じ映画の中で歌われた「帰郷」。映画からのクリップは音が悪かったので、静止画+レコード音源のものを。

これらはいずれもパラマウント映画で、撮影はニューヨークで行われた。ちなみに、当時ニューヨークに住んでいた少年時代のアストル・ピアソラはこのときガルデルと出会い、端役で「想いの届く日」に出演している。
このあと中南米諸国のツアーに出たガルデルは、歌のタイトルとは裏腹に故郷の土を踏むことなく、悲劇に巻き込まれたのだった。
以上、タンゴの日にちなんでカルロス・ガルデルの映像でした。
フリオ・デ・カロ編は後ほど改めて。
[Posted on 2010-12-11]

12月11日はタンゴの日〜カルロス・ガルデル編” に対して2件のコメントがあります。

  1. el bohemio より:

    吉村さん:アルゼンチンではガルデルの生まれがフランスとこじつけますが本当はウルグアイですね...1884年11月21日が彼の誕生日といわれています。ガルデルはフォルクロールの環境に育ち,その歌を歌い成長したのです。

  2. よしむら より:

    el bohemioさん、コメントありがとうございます。勉強になります!

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