SanalucaS 清水悠+秋田勇魚 (2025/06/21 東京・代々木上原 hako gallery)
アルゼンチン音楽、南米音楽を中心に活動する清水悠、クラシックを中心に活動する秋田勇魚というふたりのギタリストによるSanalucaSのライブに行ってきた。

写真を見ておわかりのように、二人の足元にはアコースティックギターに使うとは思えないような大量のエフェクター。当然ながらある程度生音は聞こえるので、それに別の響きを追加するような使い方になる。特に、清水はテープの逆回しのような効果 (リバースディレイ?) を、秋田はオーケストラのような響き (ギターシンセサイザー?ハーモナイザー?) を多用し、それらが非常に効果的だった。清水はエレクトリック・ギター (写真左端のテレキャスター) も使用。ギターらしからぬ響きを纏いつつも、ギター音楽の境界を超える、というような力が入ったものではなく、ギターを奏でることの自然な延長線上にある音楽だったと思う。
演奏された曲目は、自作と南米音楽を中心に、ラルフ・タウナー、カルロ・ドメニコーニ、スティーヴ・ライヒも含む幅広いもの。既に日が経ってしまってだいぶ記憶が薄れているが、何故かカルロス・モスカルディーニの「Camino de las tropas」が耳に残っている。
SANALUCAS 清水悠+秋田勇魚
日時:2025年6月21日(土) 18:30~
場所:東京・代々木上原 hako gallery
出演者:SANALUCAS
曲目:
【第一部】
- PNB (Haruka Shimizu)
- Orogirum (Haruka Shimizu)
- Cosmos (Haruka Shimizu)
- Green and Golden (Ralph Towner)
- Camino de las tropas (Carlos Moscardini)
- St. Geroge (Isana Akita)
- Jinji (Haruka Shimizu)
- Que los tiro! (Hernan Merlo)
- Sarab (Isana Akita)
- Koyunbaba (Carlo Domeniconi)
- Hitomi no naka de kaze wa Jiyu ni naru (Haruka Shimizu)
【第二部】
- Simulacrum (Haruka Shimizu)
- Sera verdad? (Quique Sinesi)
- Danza sin fin (Quique Sinesi)
- Unkai Ⅱ (Isana Akita)
- Electric counterpoint (Steve Reich)
- Kenkon (Haruka Shimizu)
- Ogurasawa (Haruka Shimizu)
- Cielo abierto (Quique Sinesi)
- Mado no Kioku (Haruka Shimizu)
- The swan (Haruka Shimizu)
【アンコール】
- チャカレーラ 曲名わからず
- Alfonsina y el mar (Ariel Ramírez, Félix Luna)
当日配布されたプログラムはこちら。マインドマップ風かな。お洒落。

卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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