昔々のベリカード発掘 (17) ETLF ラジオ・ボイス・オブ・ザ・ゴスペル

前回に引き続き E の国、今回はエチオピアです。現在は存在しないキリスト教系の放送局です。

エチオピアからのベリカード

ETLF というのはコールサインのようです。放送局名はラジオ・ボイス・オブ・ザ・ゴスペル Radio Voice of the Gospel ゴスペルの声放送局です。

1976年1月2日 13:52~14:00 GMT (22:52~23:00 JST) に 11955kHz で受信したものです。例によって全然覚えていないのですが、受信時間の短さからすると結構聴くのが難しかったのかもしれません。

(2022/08/17追記) Twitter で ETLF はとてもよく聞こえたとの情報を頂きました。

(追記終わり)

同封されていたプログラム。

受信時刻と周波数に合致するのは北インド向けのテルグ語放送ということになりますね。よく確認取れたなあ…

下の写真のサービスエリア図を見るとそもそも日本はサービスエリア外だったようです。

現在は?

私がこの局を聴いたタイミングは、エチオピアの紀元前から続く君主制が軍事クーデターで1974年9月に終焉を迎え、1975年12月に社会主義国家となることを宣言した直後に相当します。

そしてその1年余り後、1977年3月には放送局は軍事政権によって没収・国営化されて Radio Voice of t Revolutionary Ethiopia 革命エチオピアの声放送局と名を変えます。

その際の経緯は下記ページにも詳しく述べられています。

以降は別の組織ということになり、現在は Ethiopia Broadcasting Corporation (EBC) が放送を行っています。

昔々のベリカード発掘 (17) ETLF ラジオ・ボイス・オブ・ザ・ゴスペル” に対して1件のコメントがあります。

  1. yoshimura-s より:

    Twitter でいただいた受信状態に関する情報を追記しました。

yoshimura-s へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です