グレコス・タンゴ・オルケスタ『永遠の旋律』 (2014年1月24日 18:30~ 東京・中野サンプラザホール)

今年(2014年)で45回目を迎える民音タンゴ・シリーズ。今回来日したのはエミリアーノとラタウロのグレコ兄弟が率いる《グレコス・タンゴ・オルケスタ》である。コンサートのタイトルは『ドラマチック・タンゴ 永遠の旋律』。公演初日、1月24日の夜公演を東京・中野サンプラザホールで観てきた。
ピアニストのエミリアーノは1983年生まれ、バンドネオン奏者のラタウロは1987年生まれ、他の奏者も同世代が中心で、非常に若い楽団である。もともとグレコ兄弟は2003年に結成された《ビセベルサ》という五重奏団で名が知られるようになったが、当時2人はそれぞれ20歳と16歳!そこから10年余りのキャリアを積んでおり、若いと言っても経験も実力も十分なのだ。
この日のステージは、その若さと実力を存分に発揮し、勢いのある素晴らしい演奏を聴かせてくれた。《ビセベルサ》では自由奔放な編曲で古典タンゴを料理していたが、今回は自分たちのオリジナリティを活かした編曲と、過去の名楽団による人気のある編曲を大体半分ずつぐらいの割合で採用。ダンスを交えたショーであることも勘案してエンターテインメントに徹した部分もあるのかと思う。プグリエーセもトロイロもダリエンソもありで、やや一貫性に欠けるきらいはあったが、どれも余裕で弾きこなしてしまう演奏力はさすが。個人的には彼等のオリジナルアレンジの「ラ・カチーラ」や「ダンサリン」が印象に残った。第1部最後から第2部前半にかけてプグリエーセ・スタイルが続いたのも興味深かったが、「ノチェーロ・ソイ」などはもう少し渋みが欲しかったか。
ダンスもキレのある動きは素晴らしかった。ところどころちょっとアクロバティックすぎる演出があったのは個人的には好みではないが、客席からは歓声が上がり、多くの人の目を釘付けにしていたのは間違いない。
歌手のメリーナ・リベラッティは…んー、まあまあ(^^;;
ちなみに来日記念盤CD、ライナーは私が書いた。機会があったらぜひお手にとって頂きたい(ライナー読んでもらうには買っていただくしかないかな?) コンサートに行かれる方もそうでない方も、よろしくお願いします。
グレコス・タンゴ・オルケスタ 日本公演プログラムと来日記念盤
グレコス・タンゴ・オルケスタ 日本公演プログラムと来日記念盤 posted by (C)よしむら
グレコス・タンゴ・オルケスタ来日記念盤『タンゴ、永遠の旋律』ライナー
グレコス・タンゴ・オルケスタ来日記念盤『タンゴ、永遠の旋律』ライナー posted by (C)よしむら

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