小松亮太、福井浩気 (2025/07/21 東京・成城学園前 cafe Beulmans)
成城学園前のcafe Beulmansで小松亮太と福井浩気のデュオ。目の前で繰り広げられる二人の演奏を聴ける幸せに浸ってきた。

冒頭からいきなり「今日は暗いです」「聞いたことない曲ばっかりだと思います」というような脅し文句。でも、確かにタンゴに関してはあまり有名ではない渋めの曲が多かったものの、決して暗くはない。そしてリズムの解説、アニメソング、自作曲、フォルクローレ、果てはアルゼンチンのボサノヴァギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセナの作品まで、非常にバラエティ豊かな内容。トークも面白く、タンゴ初心者にこそ楽しんでもらおうという姿勢が見て取れた。演奏は福井の堅実なギターのサポートもあり、最小編成ならではの親密度、自由度が発揮されたものだった。小松の自作「アルフレド・ゴビへの私信」が印象に残った。
小松亮太、福井浩気
日時:2025年7月21日 (月) 18:00~
場所:東京・成城学園前 cafe Beulmans
出演者:
曲目:
【第一部】
- El amanecer 夜明け (Roberto Firpo)
- Buenos Aires ブエノスアイレス (M: Manuel Jovés, L: Manuel Romero)
- A la Guardia Nueva ア・ラ・グアルディア・ヌエバ (Anibal Troilo)
- リズムの解説:トークと実演~El choclo エル・チョクロ (Ángel Villoldo) の一節
- Betinotti ベティノッティ (M: Sebastián Piana, L: Homero Manzi)
- 草原のマルコ (M: 坂田晃一, L: 深沢一夫)
- アルフレド・ゴビへの私信 (小松亮太)
- さんぽ (M: 久石譲, L: 中川李枝子) – bn solo
- Danzarín ダンサリン (Julián Plaza)
【第二部】
- Alfonsina y el mar アルフォンシーナと海 (M: Ariel Ramírez, L: Félix Luna) – g solo
- La montanita y el sol 山と太陽 (小松亮太)
- Encuentro casual 偶然の出会い (Agustin Pereyra Lucena)
- Milonga del novecientos 1900年代のミロンガ (M: Sebastián Piana, L: Homero Manzi)
- La cachila ラ・カチーラ (M: Eruardo Arolas, L: Héctor Polito)
- Nunca tuvo novio 恋人もなく (M: Agustín Bardi, L: Enrique Cadícamo)
- Oblivion オブリビオン (Astor Piazzolla)
- Libertango リベルタンゴ (Astor Piazzolla)
【アンコール】
- La cumparsita ラ・クンパルシータ (Gerardo H. Matos Rodríguez)
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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