Trío Primavera (2025/07/05 東京・南青山 ピアノサロン・メロディー)
いつも素晴らしいタンゴを聴かせてくれるトリオ・プリマベーラ。前回聴いた時と同じお店、ピアノサロン・メロディーでのライブに行ってきた。

このグループは、タンゴの花形楽器であるバンドネオンが不在なのだが、それにも関わらず、というか、それ故に、というか、アレンジにしても演奏にしても、タンゴの本質を真摯に追求してることが感じられる。毎回、あまり広く聴かれてはいない隠れた名曲を引っ張り出してレパートリーに加えてくるのもすごい。いや、勉強になるのよ。マジで。
印象に残ったのは今回の新レパートリー「つばめ」。デ・カロ兄弟の作品「イデアル」「ジゴロ」をそれぞれ異なる雰囲気で演奏したのもよかった。後者はプグリエーセ風を意識したオリジナルアレンジ。
Trío Primavera
日時:2025年7月5日 (土) 18:00~
場所:東京・南青山 ピアノサロン・メロディー
出演者:Trío Primavera
曲目:
【第一部】
- El arranque エル・アランケ (Julio De Caro, Mario César Gomila)
- La pulpera de Santa Lucía サンタ・ルシアの雑貨屋の娘 (Enrique Maciel, Héctor Blomberg)
- La plus que lente レントより遅く (Claude Debussy) ~ Debussy ドビュッシー (Manuel Guardia)
- Niebla del Riachuelo リアチュエロの霧 (Juan Carlos Cobián, Enrique Cadícamo)
- De tal palo デ・タル・パロ (Leopoldo Federico)
- Desencuentro 破局 (Aníbal Troilo, Cátulo Castillo)
- Golondrinas つばめ (Carlos Gardel, Alfredo Le Pera)
- Romance de tango タンゴのロマンス (Atilio Stampone)
【第二部】
- Que noche 何という夜 (Agustín Bardi) pf solo
- La última cita 最期の逢引き (Agustín Bardi, Francisco García Jiménez)
- Zamba para olvidarte 君を忘れるためのサンバ (Daniel Toro, Julio Fontana)
- Chiqué チケ (Ricardo Luis Brignolo)
- Ideal イデアル (Francisco De Caro, Mario César Gomila)
- Gigoló ジゴロ (Alberto De Caro, Emilio De Caro)
- Prepárense プレパレンセ (Astor Piazzolla)
- Verano porteño ブエノスアイレスの夏 (Astor Piazzolla)
【アンコール】
- La cumparsita ラ・クンパルシータ (Gerardo H. Matos Rodríguez)
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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