岩川光トリオ (2014年3月14日 19:30~ 東京・神楽坂セッションハウス)

アルゼンチン・ブエノスアイレス在住の岩川光 (ケーナ、サンポーニャ) が、2014年2月28日から林正樹 (ピアノ)、佐藤芳明 (アコーディオン) と共に日本をツアーしている。3月14日、その折り返し点にあたる東京・神楽坂セッションハウスでのライブに行ってきた (以下はFacebookに書き込んだ感想をもとに加筆修正したもの)。
岩川光トリオ@セッションハウス
岩川光トリオ@セッションハウス posted by (C)よしむら
当日演奏されたのは大半が岩川の作品。ケーナやサンポーニャといっても、容易に連想される「素朴なアンデスの響き」とかでは全然なくて、超絶複雑なリズムのすごい音楽。でも所々にワイノやチャカレーラっぽいリズムが混ざったり、超高速ユニゾンや即興ソロもあれば小鳥の声や風の音もあったり、ほんと面白いのなんの。
林正樹、佐藤芳明もそれぞれ1曲ずつ提供。演奏面でも三者全く対等で、スリリングで美しくて刺激的なあっという間の5時間半…もとい2時間余りだった (すみません、最後は行った人向けネタでした)。
以下曲目は会場での掲示より。

  • 第1部
    1. Canción:II (岩川) ← 撮った写真が不鮮明でIかIIか判読困難 (どなたかおわかりでしたら教えて下さい)
    2. Fiesta:V (岩川)
    3. La cuna (岩川)
    4. La carta de la luna (林)
    5. 地球の裏側のためのカノン-canon para el otro lado del mundo (佐藤)
    6. Después del carnaval (岩川)
  • 第2部
    1. Interludio:I (岩川)
    2. Baile infinito en sue{‘ñ’}os (岩川)
    3. Canción:IV (岩川)
    4. Paramania (岩川)
    5. Danza del aire:IV (岩川)
    6. Un camino hacia vos (岩川)
  • アンコール
    • Kafu mi draga ispeci (ボスニア民謡)

会場でメンバーそれぞれのCDも入手。これらについては追って別途。
佐藤芳明「対角線」、林正樹=西嶋徹「El retoratador」、キケ・シネシ=岩川光「deseo」
佐藤芳明「対角線」、林正樹=西嶋徹「El retoratador」、キケ・シネシ=岩川光「deseo」 posted by (C)よしむら
ちなみに今回のトリオの映像は、現時点(2014/3/17)ではYouTube上にないので、アルゼンチンのギタリスト、キケ・シネシと岩川光のデュオの映像を貼っておく。いきなりケーナ2本持ちとか…彼の凄さの一端はおわかりいただけるかと。

(2014-03-22追記)
トリオの映像が公開されたので追加しておく。”Despues de carnaval” (カーニバルの後で)。第1部の最後の曲である。凄いでしょ?(笑)

岩川光トリオ (2014年3月14日 19:30~ 東京・神楽坂セッションハウス)” に対して1件のコメントがあります。

  1. よしむら より:

    一部表現を修正、追記し、またYouTubeに上がっていたトリオの映像を追加。さらにキケ・シネシとの映像については埋め込み方法を変更。

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