【2011年振り返り】青木菜穂子ライブ Las Melodias de Celeste (2011年11月8日 南青山MANDALAにて)

2011年11月8日、南青山MANDALAにてピアニスト青木菜穂子のライブがあった。これについては以下のツイートで言いたいことは概ね網羅されているので、特に追記はしないことにする。←あまりに手抜きなので追記します(2012-01-02)。


当日の出演者は以下のとおり。

青木菜穂子とつながりのあるタンゴ、フォルクローレのミュージシャンが一同に会した、というステージ。当日の青木はリーダーと言うよりコーディネーターに近かったかも。曲によっては引っ込んで他の出演者にステージを託する場面もあった。


卓越したギタリストであり澄んだハイトーンの声が美しいヴォーカリストでもあるアリエル・アッセルボーンと、やはり卓越したチャランゴ奏者、ギタリスト、ヴォーカリストのルイス・サルトールのデュオは、アルゼンチンのフォルクローレの芳醇なリズムと繊細な美しさに満ちていた。
ジョー・パワーズについては、名前は知っていたもののなかなか実際に聴きに行く機会がなかった。彼はアメリカ人で、子供の頃からハーモニカに親しんでいたが、タンゴのダンスを習いに行ったブエノスアイレスで音楽に魅了され、ハーモニカでタンゴやフォルクローレも演奏するようになったのだそうだ(現在もジャズ他のフィールドでも活躍)。アルゼンチンのハーモニカ奏者というと、1960~70年代に活躍したウーゴ・ディアスという人がものすごく個性的な存在だったのだが、彼の演奏にはその面影が見えた気がする。
Sayacaはブエノスアイレスを拠点に活動するタンゴ歌手で、この日はタンゴに加えてフォルクローレも歌った。柔らかく深い歌声はフォルクローレにおいても魅力的。
器楽曲ではカルロス・アギーレらのコンテンポラリー・フォルクローレやタンゴを演奏。これらが同じ空間、同じ奏者で、しかも非常に高いレベルの演奏で聴けるというのも、なかなかないことだろう。上記のツイートの通り、青木菜穂子だからこそできた企画なのだ。ぜひとも今後も定期的に実現して欲しい企画である。

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