喜多直毅 & The Tangophobics (2004/4/2 六本木スイートベイジル stb139)

久しぶりに喜多さん (vn) のライブに行ってきました。スペシャルゲストには小松亮太さん (bn)。
一番強烈だったのは、先日の小松さんの公演でも演奏された「プレパレンセ」。これはかなりの変態アレンジですね (誉め言葉です)。作曲者のピアソラ自身が、オクテート・ブエノスアイレスで古典を徹底的に解体、再構築してしまったわけで、そのピアソラ作品が見事に解体、再構築されてしまったのを聴いて、ピアソラももはや古典なのかもしれない、と思ったり。
一方で、「黄昏のオルガニート」はまさかのサルガン・アレンジほぼコピー。アンコールの「ドン・アグスティン・バルディ」ともどもキンテート・レアルの再現を堪能しました。飯田さんのピアノのタッチがなんかサルガンっぽくて良かった。
他も、オリジナリティ溢れる編曲と迫力の演奏で、聴き応え十分のライブでした。

  • 1部: 来たるべきもの、ラ・クンパルシータ、街角のロマンス、アディオス・ノニーノ、黄昏のオルガニート、恋人もなく、プレパレンセ、ジュンガルの翼
  • 2部: リアチュエロの霧、エル・チョクロ、ロス・マレアドス、コモ・ドス・エストラーニョス、コントラバヒシモ、ノビエンブレ・メランコリコ
  • アンコール: ドン・アグスティン・バルディ
  • 喜多直毅 (vn)、坂田宏彰 (vc)、竹内永和 (g)、飯田俊明 (pf)、田中伸司 (cb)、ゲスト: 小松亮太 (bn)

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