98.11.3更新
『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』正誤表

以下、斎藤充正氏よりいただいたものを吉村がHTML化したものです。


 拙著『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』(青土社刊、1998年4月25日第一刷発行)につきましては、以下の通り誤りがありましたので、ここに訂正致します。読者の皆様にはご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。なお、以下の誤りは1998年11月5日発行の第2刷では訂正してあります。索引の該当部分につきましても訂正致しました。
 なお第2刷では、巻末資料の扉と目次の間に「ディスコグラフィー追補」として1998年5月以降発売の国内盤CDおよびヴィデオの一覧も掲載してありますので、機会がございましたらお手に取ってご覧ください。

1998年10月25日
斎藤充正


本編

p13 10行目
シカゴ管弦楽団(誤)→シカゴ交響楽団(正)

p45 上写真キャンプション
『想いのとどく日』のワンシーン。(誤)→『想いのとどく日』のスチール写真。(正)

p52 下段注2行目
Valdaro(誤)→Vardaro(正)

p73 下段注18行目
『アストロタンゴ』(誤)→『アストルタンゴ』(正)

p120 下段注1行目
Jan Jose'(誤)→Juan Jose'(正)

p149 写真キャンプション
右下《スプレンディ放送局出演告知》と左下《「プレパレンセ」楽譜表紙》が逆

p152 6行目
マーシャル・ソラール(誤)→マーシャル・ソラル(正)

p156 10行目
独奏的(誤)→独創的(正)

p208 11〜19行目を次の文に差し替え
 ラストを飾る「ホエン・アイ・ゴー・ウォーキング・イン・ザ・レイン」は、実はCD制作当時は作者が不明だったのだが、その後楽譜と照らし合わせた結果、ピアソラ自身の作品「ブロードウェイに雨が降る Llueve sobre Broadway(Il pleut sur Broadway)」と同一曲であることが判明した。あまりタンゴらしからぬ曲で、コーラスで歌われる英語の歌詞まで付いているのだが(この歌詞の作者が誰かは不明)、メロディーや展開に彼ならではの感覚が見いだせるのも確かではある。

p215 下段注16〜18行目
モスクワに渡って国営チャイコフスキー音楽学校で(誤)→モスクワ音楽院で(正)

p226 12〜13行目
ピアソラがマルビチーノの作品を取り上げたのはこれが唯一(誤)→ピアソラがマルビチーノの作品を取り上げたのは「タンゴロジー」以来

p239 下段注17行目
オスバルド・タランティーノ(誤)→オスバルド・ベリンジェリ(正)

p246 下段注16行目
「ラ・マリポーサ」(誤)→「ラ・ボルドーナ」(正)

p264 16行目
アントニオ・ブグリオーレ(誤)→アントニオ・ブグリオーネ(正)

p290 5行目
パリ在住の画家(誤)→パリ在住の造形芸術家(正)

p351 下段注23〜24行目
コンティネンタル(誤)→コンチネンタル(正)

p352 3行目
「庶民的なスミレ」はマリオ・トレーホとの合作。(誤)→「みんなのビオレータ」はマリオ・トレーホとの合作で、ビオレータとはチリが生んだ偉大なフォルクローレ歌手ビオレータ・パラのこと。(正)

p359 15〜16行目
ジョルジュ・アルヴァニタ(誤)→ジョルジュ・アルヴァニタス(正)

p360 6行目、p367 17行目、p368 1行目・13行目、p374 1行目、p414 18行目、p450 17行目、p460 6行目・18行目、p514 15行目
「失われた小鳥たち」(誤)→「迷子の小鳥たち」(正)

p394 下段注17〜18行目
『ラ・コネクシオン・ラティーナ』(誤)→『ラ・コネクシオン・ポルテーニャ』(正)

p400 15行目
ロセンドとロー・リジャネロ(誤)→ロセンドとルハンの女(正)

p411 14行目
「コンパードレ」は仲間という意味があるが(誤)→「コンパードレ」は定職を持たない下町の住人のことを指すが(正)

p415 7行目
これは一九八〇年に(誤)→これは一九八一年四月に(正)

p418 5行目
一九八五年には(誤)→一九八四年には(正)

p429 下段注2行目
1924・7・21(誤)→1925・7・21(正)

p437 6〜7行目
ソロの途中でスアレス・パスが間違えてしまい、それにつられてバラリスが二拍早く入ってしまうところがあるのが惜しい。(誤)→ソロの途中でヴァイオリンの弦が切れたか何かのアクシデントが起こり、流れに支障を来してしまったのが惜しまれる。(正)

p467 16〜17行目
ウルフィン・リエスケ(誤)→ヴルフィン・リースケ(正)

p485 15行目
「ミロンガ・イズ・カミング」はタイトルに反してミロンガではない。インティメイトな…(誤)→「ミロンガ・イズ・カミング」はインティメイトな…(正)

p489 下段注10行目
アル・ディ・メオラ(誤)→パコ・デ・ルシア(正)

p528 11行目
得意技だが、タイトルに反して後半の合奏部分はフーガではない。(誤)→得意技だが、後半のフーガにはひねりが加えてある。

p528 17行目
「ブラガート、譜面をめくれ」と英語で呼びかけているのが(誤)→「譜面をめくるのを忘れちゃったよ」とひとりごとを言っているのが(正)

p557 18行目
イェラン・セルシェル(誤)→イョラン・セルシェル(正)

p564〜5 「主な参考文献」から次の1行が欠落
西村秀人「ウルグアイのポピュラー音楽と文化」(『イベロアメリカ研究』第17巻第2号、一九九五年)


ページの先頭 | アストル・ピアソラ 闘うタンゴ

巻末資料

p10 左段43行目
Enrique Cadi'camo(誤)→Enrique Delfino(正)

p13 左段17行目
私のバンドネオン(誤)→私のバンドネオンで(正)

p13 左段40行目
セ・アルモ(誤)→セ・アルモー(正)

p13 右段12行目
私のバンドネオン(誤)→私のバンドネオンで(正)

p28 左段16行目
(? - ?)(誤)→(Astor Piazzolla)(正)

p40 右段21行目
ロセンドとロー・リジャネロ(誤)→ロセンドとルハンの女(正)

p40 右段25行目
レアルとロー・リジャネロのためのタンゴ(誤)→レアルとルハンの女のためのタンゴ(正)

p47 左段5行目
極めてレアな盤でもあり現物は未確認、正確な(誤)→極めてレアな盤でもあり、正確な(正)

p71 右段44行目
庶民的なスミレ(誤)→みんなのビオレータ(正)

p75 左段46行目、p76 左段42行目、p77 左段38行目、p101 右段30行目
「失われた小鳥たち」(誤)→「迷子の小鳥たち」(正)

p109 左段20行目
WPCS-5081(誤)→WPCS-5100(正)

p111 左段2行目
《国内盤発売予定あり。》を削除。

p124 左段40行目
君を思い出すたびに(誤)→君が僕を思い出すたびに(正)

p129 左段46行目
Llueve sobre Broadway の項を削除

p129 左段最下行
pathe', 1959(?)(誤)→pathe', 1961(正)

p130 左段19行目
何て良くて新しい(誤)→何と良いニュース(正)

p131 左段34〜35行目
El diablo 悪魔 (A.P. - Horacio Ferrer) Jairo (RCA, 1985)(誤)→Le diable (El diablo) 悪魔 (A.P. - Horacio Ferrer - Jacqueline Levasseur)Jairo (Garima, 1984)(正)

p131 右段12行目
次の項を追加
1986
Gotango ゴタンゴ (A. P. - Jean-Marc Cherino) Jairo (Malambo, 1986)

p142 中段30行目
手の中の天国(誤)→両手に空を抱いて(正)(p145左段「り」の項目に移動)

p152 右段44〜49行目
女中と女主人(誤)→召使いと女主人(正)
(?, France, 1977)(誤)→(Madeleine Films, France, 1977)(正)
音楽: Astor Piazzolla(誤)→Jean-Marie Benjamin, Astor Piazzolla(?)(正)
※コメントは以下の文に差し替え
ディアナ・ピアソラの著書等に記述があるが、サントラ盤(Mustang 2445 101)にはベンジャミンの音楽しか含まれておらず、詳細は不明。


ページの先頭 | アストル・ピアソラ 闘うタンゴ
よしむらのページ | アストル・ピアソラ
吉村俊司(東京都)
E-mailご意見、ご感想をお寄せください。
リンクはご自由にしていただいて結構です。