武蔵野音楽大学楽器博物館にバンドネオンがたくさん

ある日、ニューヨーク在住の島津さんという方からメールをいただいた。東京の武蔵野音楽大学にある楽器博物館にバンドネオンを寄贈し、展示されているとのこと。島津さんご自身、各国の楽器博物館を回られて、バンドネオンがこのような規模で展示されているところは他になかったとのことなので、もしかすると世界一のバンドネオン展示かもしれないのだ。これはぜひ見に行かなければ!というわけで、行ってきた。場所は、同大学の複数あるキャンパスの中、江古田キャンパス。

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開館は月曜〜金曜の10時〜16時ということで、普段ならなかなか難しいのだが、たまたま連休中の5月2日が会社休日になっていたため、運良く行くことができた(毎度記事のアップが遅くてすみません)。
キャンパス内で場所を教えていただき、楽器博物館に無事到着。入館すると1階はものすごい数の鍵盤楽器が並んでいたが、それはさらっとやり過ごして2階「ヨーロッパの楽器」フロアの「西洋民族楽器」展示室へ。部屋に入るとすぐにありました!どーんと9台ものバンドネオンが。
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DSC02289 posted by (C)よしむら
壮観!
ちなみに本来は館内撮影禁止だが、今回は博物館の方に特別にお願いして撮らせて頂いた。
Alfred Arnold、いわゆるドブレアーはもちろん…
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(ぶれた…)
Arno ArnoldやErnst Louis Arnold(ELA)の一回り大きくてアコーディオンみたいなボディの装飾のタイプ
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商品名がバンドオンだったころのもの
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など、おそらくは貴重なものばかり。ファンにとってはたまらない展示だ。
ところで、島津さん、および同博物館の守重さんという方によれば、弾き手のいないバンドネオンをお持ちで処分をお考えの方は、ぜひ同博物館への寄贈を選択肢の一つとして考慮していただきたい、とのことである。単に展示するだけにとどまらず、行く行くは貴重な楽器の保管、修理、貸し出しにまで視野に入れたいそうなので、楽器本来のあり方としてもより望ましい方向ではないかと思う。ぜひそのような形に発展し、楽器活用まで含めて世界一のバンドネオン博物館となってほしい。
とりあえず、至近距離からバンドネオンを眺めてみたい方、ぜひ足を運んでみていただきたい。また、他の展示室もなかなか面白くて、特に3階の「世界の民族楽器」フロアは珍しい楽器ばかりなので、そちらに興味のある方もぜひ。
[Posted on 2011-05-23]

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