世界のマツケン!

5月1日の世界卓球@横浜観戦もかなり鮮烈な体験ではあったが、今晩(5月2日)テレビ東京で放送されていたテレビを見てそれも吹っ飛んだ!
マツケンこと松平健太の馬琳(中国)との試合はものすごく内容の濃い、すばらしい試合だった。相手は世界ランク2位にして北京オリンピックの金メダリスト。わずかに力及ばず、ゲームカウント4-3で敗れたものの、北京五輪の金メダリストを苦しめる展開が随所に見られ、見ているこっちも大興奮。居合い抜きのような超高速バックハンドがとにかくすごい!あと一歩で敗れてしまったものの、すばらしい試合を見させてもらった。
なお、試合をテレビで見られなかった方、もう一度見たいと思っている方に朗報。国際卓球連盟(ITTF)のサイト世界選手権横浜大会のページで動画ストリーミングが提供されている。”itTV”と書かれた箇所をクリックし、”2009 H.I.S. World Table Tennis Championships”をクリックする。開いたページの動画プレーヤーの横にある領域でマウスを動かすと再生する試合の候補が現れるので、”Men’s Singles Round 4 MATSUDAIRA Kenta JPN vs MA Lin CHN”を選べばよい。5月2日夜のテレビでは放送されなかった分も含めて、試合の最初から最後まで通して見ることができる。いつまで見られるのかはわからないが、ご参考まで。
それにしても惜しい試合だった。松平健太が試合後のコメントで

「(勝てる)チャンスがあっただけに、すごく悔しいです。(ゲームカウント)3−3の(第7ゲーム序盤に)4−1でリードして、勝ちを意識してしまいました。そこがダメでした。でも、思い切ってプレーできたことは良かったです。

松平健、北京金メダリストに惜敗「すごく悔しい」−世界卓球・男子シングルス=差替より)
と言っていたが、本当にその通り。無心に打っていた間は良かったものの、中国の取ったタイムアウトによって健太に考える時間が生じてしまったのが原因なのかもしれない。
まあ、いずれにしてもあの場面で勝ちを意識するなというのは相当難しいだろう。大体、健太のベンチについていた青森山田の吉田総監督が、6ゲーム目の終盤で、既に一度タイムアウトを取っていたにもかかわらずタイムアウトを要求し、最後は審判からイエローカードをもらってしまう、というハプニングがあったぐらいなのだ(というのをさっきitTVを見て気づいた)。百戦錬磨の超大物指導者をしてそんなことをさせてしまうほどのすごい状況だったということか。
[Posted on 2009-05-03]

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