ピアソラの日本盤 CD 情報

更新情報 [2000.8.25]

BMGファンハウスから再発になった分を追加しました。 2000年7月26日発売分は以下の7枚です。

シンフォニア・デ・タンゴ
エン・ペルソナ
リエージュに捧ぐ
ザ・ローザンヌ・コンサート
タンゴ--ガルデルの亡命
スールその先は…愛
ラテンアメリカ光と影の詩オリジナル・サウンドトラック

また、2000年8月23日発売分は以下の4枚です。

天使の死～オデオン劇場1973
螺鈿協奏曲～コロン劇場1983
リベルタンゴ～ロキシー劇場1984
現実との3分間～クルブ・イタリアーノ1989

ピアソラ入門用おすすめリスト

最近「ピアソラをこれから聴き始める人にとってのお勧めアルバムはどれですか？」という質問をよくいただきます。とりあえず、以下のCDあたりを入り口にしてみてはいかがでしょうか。

タンゴ・ゼロ・アワー
ラ・カモーラ：情熱的挑発の孤独

これらはいずれも1980年代のキンテート（五重奏団）によるもので、非常に完成度の高いアルバムです。このほか、以下のアルバムはいずれも名盤の誉れ高いものですので、最初に手に取るものとしては申し分ないと思います。

ニューヨークのアストル・ピアソラ
ブエノスアイレスのマリア
アディオス･ノニーノ[+5]
レジーナ劇場のアストル・ピアソラ1970 [新規追加]
天使の死～オデオン劇場1973
バルダリート／アストル・ピアソラとコンフント9＋アメリータ・バルタール
ライヴ・イン・ウイーン
AA印の悲しみ

このリストについて

ここ数年で、ピアソラの日本盤 CD のリリース状況が一気に好転してきました。そこで、現在購入可能な日本盤 CD をリストアップしてみました。

ほぼ録音年代順に並べ、一応簡単なコメントも付加してあります。ただし、全てを自分で持っているわけではありませんので、コメントの根拠を示すためにも下記の番号を付加しておきます。

1 - このリリースを所持
2 - 全く同内容の旧リリースまたは輸入盤を所持
3 - ボーナストラック等が異なる旧リリースまたは輸入盤を所持
4 - 一部の録音が収められた編集盤などを所持
5 - 未所持、未聴

なお、リスト作成、未所持品のスペックなどについては、雑誌『ラティーナ』の記事および広告、、斎藤充正著『アストル・ピアソラ　闘うタンゴ』の巻末ディスコグラフィ、NIFTY-Serve 世界音楽フォーラム<FWM>での斎藤氏の発言などの情報を参考にさせていただきました。ここに御礼申し上げます。

1940年代～1970年代初頭 (オルケスタ、五重奏など)

ブエノスアイレスな夜　1945～1956 （東芝EMI, TOCP-50668~9）: ピアソラが初めて率いた自身の楽団（オルケスタ・ティピカ）の録音（1946～48）全32曲を始めとして、ピアソラ最初期の録音を収めた2枚組。旧来のタンゴの枠の中ながら、若々しく意欲的な編曲、演奏が魅力的。[1]
シンフォニア・デ・タンゴ (BMGファンハウス, BVCF-35017): 1955年、パリ留学中のピアソラが、ナディア・ブーランジェ女史の助言によりタンゴにアイデンティティを見出した直後に録音されたもので、自らのバンドネオンと弦楽オーケストラにより自作を演奏。フランス盤CD『PARIS 1955』で、当時の他の録音とともに復刻されていたが、既に廃盤のためこの復刻はありがたい。[3]
アストル・ピアソラ1961 （BMGジャパン, BVCM-37001～2）: ピアソラの生涯に渡り最も重要な演奏フォーマットであった五重奏団（キンテート）による最初の2枚のアルバム『ピアソラ、ピアソラを弾く』(PIAZZOLLA INTERPRETA A PIAZZOLLA)、『ピアソラか否か』(PIAZZOLLA... O NO?)をカップリングした2枚組。ボーナストラック6曲収録。[1]
キンテート“ヌエボ・タンゴ” （EPIC, ESCA7400）: 上記に続く五重奏団の1962～63年のアルバム『われらの時代』(NUESTRO TIEMPO)、『ある街へのタンゴ』(TANGO PARA UNA CIUDAD) をCD 1枚に収録。[2]
モダン・タンゴの20年 （オーマガトキ/PHILIPS, SC-3156）: 1944～64年のピアソラ自身の足跡を回顧したアルバム。各時代の演奏を、それぞれ当時の編成、編曲でほぼ忠実に再現したもの。いわばセルフカバーのベストアルバム。46年のオルケスタの再現、ブエノスアイレス八重奏団による「タンゴ・バレエ」など素晴らしいの一言。もっとも、できればある程度他の作品を聴いてから接したほうがより良さを感じられると思われる。[1]
エル・タンゴ （ポリドール, POCP-2623）: 南米文学を代表する巨匠ホルヘ・ルイス・ボルヘスの詩に曲をつけた1965年の作品。独特の魔性を持った音世界に絡む歌手エドムンド・リベロの声の凄みは鳥肌もの。[1]
ニューヨークのアストル・ピアソラ （ポリドール, POCP-1248）: ニューヨーク他での公演からの帰国後に録音された五重奏団によるアルバムで、ピアソラ最高傑作に挙げられる一枚。1965年の作品。最初の一撃から圧倒され引きずり込まれる。[1]
ピアソラの夜～ベスト・オブ・アストル・ピアソラ （ポリドール, POCP-1678）: 1967年に録音されたタンゴの歴史回顧作品。大編成オーケストラによる古典タンゴ。発売当時の第1集、第2集全曲を収録。愛情を込めて演奏した曲、ちょっと凝り過ぎの曲、と、いわば玉石混交。[1]
ブエノスアイレスのマリア （オーマガトキ/DISCMEDI OMCX-9002）: 最近ギドン・クレーメルによる録音も発売された1968年の小オペラ。詩のオラシオ・フェレール、歌手のアメリータ・バルタールとのコラボレーションが生み出した歴史的傑作。クレーメルの録音を聴いた人にはぜひこちらも聴いてみてほしい。[2]
アディオス・ノニーノ[+5] （クラウン, CRCI-20402）: 1969年に録音された傑作アルバムがついに再発！ダンテ・アミカレリの弾くタイトル曲のカデンツアは美しいことこの上なし。ボーナストラックとして「ブエノスアイレスのマリア」から器楽曲の抜粋が収められている（ただし、オラシオ・フェレールの語りはカットされているせいで雰囲気が結構違っているので、ぜひオリジナルも聴くべし）。[3]
レジーナ劇場のアストル・ピアソラ1970 （BMGジャパン, BVCM-35001）: ブエノスアイレスのレジーナ劇場で1970年に行われた五重奏団のコンサートのライブ録音。「ブエノスアイレスの四季」全曲や、アントニオ・アグリの名演「アルフレド・ゴビの肖像」など信じがたいほどの名演。[3]
エン・ペルソナ／アストル・ピアソラ、オラシオ・フェレール （BMGファンハウス, BVCF 35018): ピアソラ=フェレールの一連の作品をピアソラのバンドネオン・ソロとフェレールの朗読で。目の前で二人が演じてくれているような身近さと、バンドネオンの崇高な響き、極めて音楽的なフェレールの語り口が素晴らしい。 1970年の録音の貴重な復刻。 [1]
五重奏のためのコンチェルト （BMGジャパン, BVCM-35002）: 五重奏団によるタイトル曲他が焼き切れんばかりに熱い前半、一転してバンドネオン・ソロなどによる古いタンゴがしみじみとした味わいで胸に迫る後半と、いずれも素晴らしい。1970年録音の作品。ボーナストラック7曲収録。[1]
バルダリート／アストル・ピアソラとコンフント9＋アメリータ・バルタール （BMGジャパン, BVCM-37003～4）: 「コンフント9（ヌエベ）」と名づけられた九重奏団が1971～72年に録音した2枚のアルバム全曲を、オリジナルフォーマットで2枚組CDに。ボーナストラックは、当時のピアソラの妻であった歌手アメリータ・バルタールとの録音など、計12曲を収録。ピアソラ究極のアンサンブル、美の極致。[1]
ローマ1972 （クラウン, CRCI 20405）: コンフント9が1972年にローマで行ったコンサートのライブ録音。演奏はすばらしいのだが、いかんせん録音のバランスが非常に悪いのが悔やまれる。[3]
天使の死～オデオン劇場1973 (BMGファンハウス, BVCF-35024): 1973年のピアソラ五重奏団のブエノスアイレスでのライブ録音。ピアノにオスバルド・タランティーノが参加しており、強烈な印象を残す。ピアソラはじめ他のメンバーの演奏も素晴らしく、おすすめの1枚。 [1]

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1970年代中盤～末 (イタリア期)

リベルタンゴ （キング, KKCP-175）: ピアソラが心機一転イタリアに渡って新たな活動を開始した1974年の記念碑的アルバム。ドラムスやキーボードなどを大胆に導入し、ジャズ／ロック的な試みが見られる。タイトル曲はヨーヨー・マがサントリーのコマーシャルで弾いていた曲（そのイメージで聴くとあまりの違いに驚くかも）。[2]
ロコへのバラード[+2] （クラウン, CRCI 20403）: 1975年に録音され1976年に発表されたアルバム。イタリア期特有のジャズ／ロック的アプローチによる演奏をバックに、当時一般には無名であったホセ・アンヘル・トレージェスが全曲歌っている。1999年にギドン・クレーメルの「ブエノスアイレスのマリア」来日公演にも参加している実力派歌手のトレージェスだが、ここではまだ深みに欠ける感あり。ボーナストラックはアメリータ・バルタールの歌2曲、またなぜかカラオケも3曲収録されている。[1]
ブエノスアイレス1976（クラウン, CRCI 20406）: ピアソラのイタリア期におけるライブ・バンド、コンフント･エレクトロニコのライブ録音。同時期のスタジオ録音（リベルタンゴ、ロコへのバラードなど）と同様ジャズやロックの手法を取り入れた演奏である。残念ながら演奏の精度は今一歩の感があり、録音状態も決して良好とは言えないが、同グループのスタジオ録音は残されておらず、貴重な記録ではある。[2]

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1980年代 (五重奏、六重奏など)

ピアソラ＝ゴジェネチェ・ライヴ1982 （BMGジャパン, BVCM-35003）: 1978年に再結成されたピアソラ五重奏団と、大歌手ロベルト・ゴジェネチェとのレジーナ劇場での1982年のライブ録音。ボーナス・トラック3曲収録。20分以上にも及ぶ壮絶な「AA印の悲しみ」、他の誰にも真似のできない語り口でゴジェネチェが歌う歌の数々のいずれもが聴き逃せない。[2]
3つのコンチェルト （クラウン, CRCI 20404）: ピアソラのクラシック作品「バンドネオン協奏曲」と「3つのタンゴ」の1983年の録音。バンドネオン・ソリストはもちろんピアソラ本人で、SFW RUNDFUNKORCHESTERとの共演。この2つの曲に関しては非常に充実した演奏、録音。ボーナストラックとして「プンタ・デル・エステ組曲」（映画「12モンキーズ」で使用された曲）が収められているが、こちらは音質劣悪。[3]
螺鈿協奏曲～コロン劇場1983 (BMGファンハウス, BVCF-35025): 1983年の歴史的ライブ録音。特別に再編されたコンフント9での演奏、ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団との共演など。中でもコンフント9とブエノスアイレス・フィルとの共演による標題曲は色彩感豊かな名作、名演。 [2]
ライヴ・イン・ウイーン （プラッツ, PLCP-80）: 1983年ウイーンでの五重奏団のライブ録音。80年代のライブ録音の中では傑出した内容を誇る名盤。[1]
リベルタンゴ～ロキシー劇場1984 (BMGファンハウス, BVCF-35026～27): 1984年の五重奏団の2枚組ライブ。 1980年代のライブ録音は他にも多数あるので、レベル的には中位？もちろん決して悪い内容の演奏ではなく、「天使」シリーズ3曲をはじめとした人気の曲目が一通り揃っている点も良い。 [2]
エル・タンゴ （キング, KICP-641）: イタリア人女性歌手ミルバとピアソラ五重奏団の共演によるライブ盤。ピアソラと歌手との最も幸運な出会いのひとつ。1984年パリ録音（ビデオも発売された）。[2]
リエージュに捧ぐ (BMGファンハウス, BVCF-35019): 前半は1985年リエージュ国際ギター・フェスティヴァルでのライブ録音。レオ・ブローウェル指揮のリエージュ管弦楽団との共演で「アディオス・ノニーノ」、さらにギターにカチョ・ティラオを加えて「リエージュに捧ぐ」を演奏。後半はグローウェルズ=ルコフスキーによる「タンゴの歴史」の初演。正直言っていずれも今一つ。 [2]
ミラノ 1984 (プラッツ, PLCP 97/8): 1984年、1985年のライブ。演奏は決して悪い出来ではないものの、モノラル録音である上、曲名誤記などの問題もある。少なくとも「ライブ・イン・ウイーン」や「レジーナ劇場のアストル・ピアソラ」を持っていない人は、まずそちらから買う方をお勧めしたい。[1]
タンゴ--ガルデルの亡命オリジナル・サウンドトラック (BMGファンハウス, BVCF 35021): ピアソラが手がけた映画音楽の中でも最も重要な位置を占める作品の一つ。前半はこの映画の監督でもあるフェルナンド・E・ソラナスとホセ・ルイス・カスティニェイラ・デ・ディオスの作品で、後半がピアソラの作、演奏。「愛のデュオ」「不在」の情感は圧倒的 (映像が一緒だともっと強烈なのだが…現在ビデオは廃盤とのこと)。 1985年の作品。 [3]
タンゴ・ゼロ・アワー （WEAジャパン, WPCS-5081）: 1986年に録音された五重奏団のアルバム。自他共に認める最高傑作。[2]
AA印の悲しみ （プラッツ, PLCP-81）: ライヴ・イン・ウイーンと同会場、同スタッフで1986年に録音されたライブ。バンドネオンのインプロヴィゼーションで幕を開ける表題曲は、20分を越える壮絶な演奏。絶対お勧めの名盤。[2]
セントラル・パーク・コンサート (チェスキー/ユニバーサル, PHCD 1588): 1987年のニューヨーク、セントラルパークでのライブ録音。曲目、演奏、音質とも良好で、開放的な雰囲気が良い。ピアソラ自身の英、西、伊の3か国語によるスピーチが聴けるが、いずれも流暢なのに驚かされれる。[2]
バンドネオン・コンチェルト （WEAジャパン, WPCS-5071）: バンドネオンとオーケストラのための協奏曲2作品を収めたもの。1987年ラロ・シフリン指揮による録音。 [5]
スールその先は…愛 (BMGファンハウス, BVCF-35022): 1988年のフェルナンド・E・ソラナス監督による映画のサウンドトラックで、『タンゴ--ガルデルの亡命』と並び重要な作品。ピアソラ五重奏団のほか、ロベルト・ゴジェネチェ、ネストル・マルコーニなどの演奏も含まれる。 [2]
ラ・カモーラ：情熱的挑発の孤独 （WEAジャパン, WPCS-10200）: ピアソラのオリジナルアルバムとしては最後の作品。1曲目の深い表現に思わず涙し、続く3曲の力強さに圧倒される。タンゴ・ゼロ・アワーと並ぶ80年代スタジオワークの最高傑作。 [2]
現実との3分間～クルブ・イタリアーノ1989 (BMGファンハウス, BVCF-35028): 1989年の六重奏団によるデビュー・ライブの録音。第2バンドネオンはフリオ・パネであるが、彼はこの後すぐ脱退してしまうため、この編成での録音はこれしかない。荒削りでかなり突っ走った演奏だが、独特の迫力がある。特に標題曲と「タンゴ・バレエ」はすさまじいの一言。 [2]
ファイナリー・トゥゲザー Vol 1 & 2 （オーマガトキ SC-3131~2）: ピアソラが五重奏団解散後に結成した六重奏団と、タンゴの偉大な巨人オスバルド・プグリエーセの楽団とがオランダで1989年に行ったジョイントコンサートのライブ録音2枚組。ピアソラ編は Vol 1 で、重厚な力強さに満ちた演奏。2枚の CD 両方のラストには、両者の共演による「ラ・ジュンバ」（プグリエーセの名作）と「アディオス・ノニーノ」（ピアソラの名作）のメドレーが収められている。[1]
ルナ～アストル・ピアソラ・ライヴ1989 （東芝EMI, TOCP-50181）: 上記『ファイナリー・トゥゲザー』の Vol 1 からラストの「ラ・ジュンバ～アディオス・ノニーノ」のみ削除したもの。ピアソラのライブ・アルバムとしてはこの方がまとまっているかもしれないが、もったいない気もする。[3]
ザ・ローザンヌ・コンサート (BMGファンハウス, BVCF-35020): 1989年の六重奏団によるライブ録音。ブラガートとコンソーレが脱退した後の録音で、残念ながらあまり演奏の精度は高くない。 [2]
ファイヴ・タンゴ・センセーションズ （WEAジャパン, WPCS-5072）: クロノス・クァルテットとの共演によるピアソラ最後のスタジオ録音。1990年の作品。[2]
バンドネオン・シンフォニコ～アストル・ピアソラ・ラスト・コンサート1990 （BMGジャパン, BVCM-35004）: 1990年、ピアソラが倒れる直前に行われた、マノス・ハジダキス指揮アテネ・カラーズ・オーケストラとの共演によるコンサートの録音。彼の生涯最後のコンサート。[1]
ラテンアメリカ光と影の詩オリジナル・サウンドトラック (BMGファンハウス, BVCF 35023): フェルナンド・E・ソラナス監督の映画のサウンドトラックで、1990年の作品。エグベルト・ジスモンチ、アストル・ピアソラ、フェルナンド・E・ソラナスの作曲によるもので、 3人の作曲家の個性がそれぞれ現れており、興味深い。なお、ピアソラはこの映画が撮られる直前に倒れてしまったため、ピアソラ作品のバンドネオンはネストル・マルコーニが担当。 [1]

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編集盤

アストル・ピアソラ・ベスト・コレクション （BMGジャパン, BVCP-2652）: 1961～82年のRCA録音によるベスト盤。[1]
ピアソラ・オリジナルサントラ集 （ビクター, VICP-60081）: 映画『サンチャゴに雨が降る』などのサウンドトラックを集めたもの。[3]
アストル・ピアソラ・ベスト～リベルタンゴ （BMGジャパン/MILAN, BVCM-37013）: MILANレーベルによるライブ録音と映画のサウンドトラックから編集されたベスト盤。[4]
リベルタンゴ (セブンシーズ/キング, KICP 8507): イタリアを拠点としてジャズ/ロック寄りの活動を行っていた1974年～1977年のスタジオ録音を集めたもの。[4]
ソウル・オブ・タンゴ～アストル・ピアソラ・グレイテスト・ヒッツ (MILAN/BMG, BVCF 37004/5): Milanレーベルにおけるライブ録音と映画のサウンドトラックを集めた2枚組編集盤。[4]
ブエノスアイレスの夏～ピアソラ・レア・トラックス (ポリドール/ユニバーサル, POCP 1714): ピアソラがフィリップス/ポリドール系に残した録音のうち、シングルやオムニバスにのみ収録されていたものを集めたアルバム。ほとんどが世界初CD化。「ブエノスアイレスの夏」「革命家」「アルフレド・ゴビの肖像」のオリジナル・スタジオ録音が聴ける! コレクター必携!![1]
アストル・ピアソラの輝かしき軌跡 (ポリドール/ユニバーサル, POCP 1712): フィリップス/ポリドール系のベスト・アルバム。やや渋目の曲が揃っているが、演奏スタイルもバリエーションに富み、入門編としてもおすすめ。目玉は1977年コンフント・エレクトロニコのライブ録音による「リベルタンゴ」と「アディオス・ノニーノ」。ジャズ/ロック寄りの活動をしていた頃の演奏で、一般に知られるピアソラのスタイルからすると異色であるが、極めて充実した演奏で感動的 (このテイクを含むフルアルバム『オランピア '77』は諸般の事情で復刻ならず、残念至極)。[1]
四季 (プラッツ, PLCP 94): 「天使」シリーズと「四季」の組み合わせ。未聴であるが、クレジットによればPagani音源、Bella Musica (独) リリースの編集盤をもとにしているようで、残念ながら諸々の理由により非推薦盤。[4]
孤独の歳月 (プラッツ, PLCP 95): タイトル曲ほか70年代のいろいろな曲を集めた順列組み合わせ的編集盤。『四季』と同様に非推薦盤。 [4]
ザ・ムービーズ (プラッツ, PLCP 96): サントラ曲など。やはり『四季』と同様に非推薦盤。 [4]

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アストル・ピアソラ | よしむらのページ

吉村俊司（東京都）

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最終更新: Aug 26, 2000

ピアソラの日本盤 CD 情報

目次

更新情報 [2000.8.25]

ピアソラ入門用おすすめリスト

このリストについて

1940年代～1970年代初頭 (オルケスタ、五重奏など)

1970年代中盤～末 (イタリア期)

1980年代 (五重奏、六重奏など)

編集盤